←これ、忘れてない限り(をい)お題マークにしようかなと。
うしゃー、お題第一弾!!
第一弾なのに7番め~!!
いえぃいえぃ~。
今回は絵メイン~。
愛について中間発表(笑)
ってな訳で、悦りながら、完全に方向性がおかしい愛についての研究の中間発表のプレゼンを、ぬ~べ~に聞かる玉藻先生を描こう~♪と思って、ふふ~ん楽勝♪とクェが悦っていたのですが、途中で思い出しました。
あれ?これって確か『玉ぬまたは、ぬ玉編』じゃなかったっけ?と。
そう、カプモノのお題じゃんかよ。
玉藻がアホなだけじゃ駄目じゃんよと。
で、絵の左下のぬ~べ~が現れました。
☆★☆という訳で状況説明★☆★
ある夏の日のぬ~べ~、パチンコで負けて、もう家に帰ろうかとしていたら…唐突に物陰に引っ張り込まれたのでした。
鵺「!?たっ玉藻!?何す…うぎゃっ!!むぐ……」
慌てて振り向いたぬ~べ~の目の前には、夏とは思えぬ暑苦しい格好の美青年。っていうか玉藻。
玉藻は、涼やかに微笑んだかと思えば、目を丸くしているぬ~べ~の腹部に一発、グーの拳を叩き込み、鮮やかな手際で口にガムテープを貼り付けました。
玉「さて、セッティングしますか」
小脇にぬ~べ~を抱え…というか引きずりながら自宅に辿り着いた玉藻は、ぐったりとしたぬ~べ~を更に鎖でグルグル巻きにして、満足げに一息つきました。
そしてガタガタと何か準備しています。
そして明かりを落としてぬ~べ~に再接近。
鵺「う~ん…」
玉「目が覚めましたか」
鵺「むぐ!?むうふむむむ!!」
玉「ちょっと待っててください」
鵺「むぐ~~~~っ!!」
じゃらじゃらと音を立てながら、芋虫のようにのたうってみても、玉藻が気にする様子はありません。何やらご機嫌な様子でコードの類を弄くっています。
鵺「?」
玉「ふふふ、鵺野先生。私は貴方に敗れてから人間の愛について研究し始めた…その研究成果を見せてさしあげましょう!」
ぬ~べ~は、『ハイ~?』といった気持ちになりました。
何を言っているんでしょうかね、このひと。暑さでどうにかなったんでしょうか。
玉「私は必ず貴方を超えてみせる…くくく…焦って少しは涼しくなるかもしれませんよ」
いや、ぶっちゃけた話、ぬ~べ~は、玉藻になんか誘拐されて縛られてたって時点で結構焦って背筋を冷たくしておりました。
しかし、なんかオンステージ状態の妖狐さまにはそんなこと関係ありません。見えません。そこいらの三流妖怪どもとは違います。超一流です。
鵺「……」
ぬ~べ~、もう何も言えません。
玉「では、始めますよ♪♪」
カチッ、玉藻がモニターからの光をその端正な顔に受けながらマウスをクリックすると、壁に吊るしてあった白布にPCの画面が映し出されます。壁紙、狐。ヘレンちゃんでしょうか。
鵺「…………(……ファンシー)」
そして始まったプレゼンテーション、その長さは69時間。不眠不休、ハイテンション。
ぬ~べ~がプレゼンを通して得た知識、『ガムテープの糊はあんまり美味しくない』『玉藻のPCの壁紙は可愛い狐』『玉藻の顔は見飽きたってかムカツク』
鵺「ZZZ」
玉「鵺野先生、寝ないで下さい!」
鵺「…!(いや、無理だから)ZZZ」
そんなやり取りをかなり繰り返しつつも、プレゼンは無事終了。
やりきった感満載の玉藻は、かなり悦りながらぬ~べ~の口のガムテープをはがしました。
玉「鵺野先生、どうでしたか?」
鵺「不可!!」
玉「……はい?」
鵺「何が愛の研究だ!何で『愛の研究』がどうとか言われながら、俺の普段の行動と隠し撮り写真をえんっえん見せられなきゃならんのだ!?」
玉「……ええと…だから愛の…」
鵺「とりあえずほどけ!!大体何で、縛る必要があったんだよ!」
玉「だって…逃げたり襲ってきたりしたら困るじゃないですか。ちゃんと聞いてほしかったんです!」
鵺「馬鹿野郎、お前に俺が攻撃すんのはいっつもお前が間違ったことするからだろが!!」
玉「え、じゃあ、今回は…」
ぱっと明るくなった玉藻の頭に左ストレートパンチがクリーンヒットしました。
鵺「お前が縛ったから動けなかっただーけーだっ!それに、連れてきたかったらあんな風にしなくても、口で言えば良いだろ口で!」
玉「…………あれ?あ、そう、ですよね」
鵺「……え?」
玉「私は何で、そんな簡単な方法を思いつかなかったんでしょうか…」
鵺「思いつかなかっただって?」
ほどく途中の鎖の端を握ったまま、きょとんとしてしまった玉藻の顔をまじまじと見ながら、ぬ~べ~も目を丸くします。ちょっと本気で、頭の中身が心配になったぬ~べ~は殆ど無意識に、疑惑一杯の眼差しで、自由になった手を使って玉藻の頭を撫でます。
玉「はい。…頑張って作ったから…断られるのが嫌で、いなくなるのが嫌で…一緒に、ちゃんと、落ち着いて話したくて…それには鵺野先生が暴れない状況が不可欠で…」
鵺「い、一緒…に?」
玉「はい。こんなふうにしたかったんです」
鵺「……」
どうしよう。俺、頭撫でたりしてたのか。
そんでもって、『こんなふうにしたかった』って、こんなふう?
膝当たってる、ってことはさっきより距離が近いのか?
ぬ~べ~は、口の端をひくつかせながら、生唾を飲み込みました。
愛の研究と、自分の隠し撮り写真が結びつく理由…そして、今のこの状況…。
そっち方面に関して鈍い鈍いぬ~べ~では、確信とまでは行きません。
しかし、肌に感じる危機というか何というかにはそれなりに敏感です。第六感が全力で警報を鳴らしています。
もしかすると、今、自分は天然ドSちゃんの恋心を、はっきりさせようとしてるんじゃないか?
そんな感覚が、脳味噌を満たしています。
玉藻は、というと鎖をかちゃかちゃと弄びながら、『自分の行動と、何故、自分が思いつかなかったのか』を分析しています。
このままでは、一番恐ろしい結論に行き着かないとも限りません。
『また愛について考えた結果が間違えていた』ということに焦点を当てさせてしまえば、多分そのまま落ち込んで一人になりたがるので、それが一番安全ですが、そんな作戦をとるのは教師としてどうかと思われます。
ぬ~べ~は理性と保身の板ばさみの中で、脂汗をだらだら流しながら、ずっと玉藻の頭を撫でていたそうです。
☆★☆その先は…はてさてどうなったやら★☆★
アニメカラーなのはですねぇ…アニメ版の玉藻の方がお馬鹿度と俺様傾向強いように思うのでこの位のアホな事してくれるかなぁと思ったからですよ。
ちなみにこのお題はミールさんのサイトMERONから借りてきました♪
もれもやるっ!!と思った方はどうぞサイト名クリックしていってらっしゃいませ☆
そしてクェに素敵な玉藻、ぬ~べ~を見る機会を増やしてあげてください(それが目的か)