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脳内会議室

クェーサーの日記と妄想の類。 オリジナル以外ではぬ~べ~の妄想が多いよ。BLNLGLどれでもやる上に、CP妄想の場合受攻も組み合わせもいろいろですので、苦手な方はご用心。

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鬼の手って

たまに伸びたり刀状、網っぽい形等に変形しますよね。
……だったらねじれるかな~と思いました。
で、絵を描いたので状況説明。
とりあえず鬼の手を解放したぬ~べ~、「捩れー鬼の手っ」
とか言ってます。

伸びながらぐるぐるぐるぐる~っと巻いて行く鬼の手。
あまりのキモさにドン引きして顔面蒼白の玉藻。
ぬ~べ~なら何でも良いゆきめ。
「先生すてきっv」と大喜び。
多分後ろでお目目をハートマークにしているゆきめちゃんの存在に気付いたら玉藻先生はカルチャーショックでもっと青ざめます。


ラブラブ状態のゆきめちゃんの格好いいの基準は多分ぬ~べ~(笑)


すみません……ホントは学祭で落書きコーナーにぬ~べ~描いたら手が裏返ってたのでねじったことにしただけです(をい)



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????年

いつか分からないけど座標的には童守町の話。

☆★☆絶え間なく永遠を、時計が刻むなら★☆★

雑踏を歩く黒々とした髪の青年……平均より遥かに太い眉を持つ彼は友人との待ち合わせ場所へ向けて歩いていた。
近年若者達の間で流行の小型情報端末を弄っていた彼が不意に視線を上げた先には、どこか古典的な顔立ちの美男がいた。
彼には男色の趣味はないが故に、目の前に現れた男の美しさなどは特に注目するに値しない情報だ。青年は再び端末に視線を戻す。

「…………鵺野、先生!」
「え?」

その金の髪の男はただ横をすり抜ける以外に何の関わりも持たずに、いずれは彼の意識から完全に出て行くはずだった。全く知らない人なのだから。

「あ、の……ι何ですか」
「……ああ、失礼。知人と、似ていたもので」

唐突に青年の肩を掴んだ男は、縦に長い割に線の細い男だが、思いの他力が強い。青年は思わず太い眉を寄せて、相手に抗議の目を向けた。
幸い、人違い男はすぐに手を離した。しかし、今、青年と一歩分程の距離をおいて立つこの男は、最初こんなにも寂しげな色を纏っていただろうか。
何かが青年の心に引掛かった。

「あの…ヌエノ先生?ってそんなに…」
「本当に、私とした事が……ご迷惑をおかけしましたね。それでは、また何処かで」

青年が遠慮がちに問い掛けようとすると、男はいかにも人から好かれそうな、爽やかな笑顔を浮かべて横をすり抜けて行った。多少気障な仕草も様になっている……一度でも会った事があればきっと記憶の何処かに残っただろう。
しかし実際はちょっと人違いをしただけの知らない人同士、当たり障りのない短い交流の後はそうするのが普通だ。「また何処かで」会う時には彼がこの平凡な青年を覚えているかあやしい。

「あ……待って!あの……え?」

青年が振り返った先に、男はいなかった。
いや、正確にはいたのだが、青年には見えなかったのだ。

背後に青年の声を聞きながらも、男は足を止める事はなく、振り返りもせずに心の中、今は亡き者に語りかけていた。
鵺野先生、私は強くなったんですよ。とても……ね。
今の貴方は素質はあっても、私の正体を怪しむ事さえしなかった。…まあ、もし当時のままの、鬼の左手の貴方がそこにいたとしても、見抜けるとは思いませんが……。

彼が歩調を緩めずに進むと、ちょうど、20世紀末の学校制で言う小学校高学年位の少年が横を走り抜けた。
男の顔に自嘲的な笑みが浮かぶ。

フッ…今なら、生徒を人質に取って貴方を怒らせたとしても、勝てる自信がありますよ。
貴方の霊力が無限に高まるとしても、私の力を超えるにはあまりに時間がかかりますからね。
それまでに手折ってしまえば問題ない……。
彼が溜め息と共に口許に小さく回顧の笑みを、浮べた時、少し距離を明けたモニュメントの下から彼の名を呼ぶ声がした。

「玉藻様~っ!三時って言ったじゃないですかι」
「ああ、すまん。あの小学校、今度歴史的建造物に認定されるそうでな。観光地になる前に少し見に行っていたんだ」
「旧童守小学校ですか?」
「ああ……で、石蕗丸、子供役が必要なのだったか」
「はい……あの~まさかそのままで……なさるおつもりでは…………」
「冗談はよせ。これでは幾つの時の子になるんだ」
彼が四百歳であった頃そのままの姿で玉藻が、耳も尻尾も何処かへやって、まるで別物の石蕗丸に笑う。
石蕗丸が口を尖らせる頃には、玉藻のいた場所に愛くるしい少年。
「さて、行くぞ」
「玉藻様、やっぱり半ズボンの方が愛らしいですよ。それに、もう少し物言いも幼くしてくださらないと……」
「うるさい……。それに、まだ二人きりなんだから、別に構わないだろう?」
「そうやって油断なさるのは玉藻様の悪い癖です!」
「……可愛くない石蕗丸なぞ知らん」
「ああっ!玉藻様、もう追いかけっこするような時間はないんですってば~!」
「子供に様をつける奴があるか。ふふ、捕まえるまで協力してやらないからな」
「良いじゃないですかどうせ誰も見てないんだから!もう、意地悪しないで下さいっ」

駅前でバタバタと追いかけっこに興ずる美くしい青年と少年、十二分に人目を引くであろう彼らに振り向く者はいなかった。
そして、渦をまく邪悪な気にも、誰も気付かなかった。


「……あの人、この辺りにいるような気がしたんだけどな」
先程の青年が、背伸び気味に左右を見渡していた。


「そりゃあっ!!ぶっ……!!痛たた……」
「ふっ、……そろそろ行くか、石蕗丸」
「え?あ、はい!」

顔面スライディングの末に膝をついたスーツの美声年、その向こうにキョロキョロとする黒髪の青年を見て、少年は静かに、口の端に笑みを浮べた。

「また、何処かで、ね」


☆★☆心を惑わす時のミステリーは、誰にも解けない青いメビウス★☆★


いつもと毛色が違う感じですが…伏せまくってもカテゴリーをぬ~べ~にしたらバレッバレですね。
玉藻の外見に関しては感傷に浸る時に『当時』の格好位するかなって事で……。
後、石蕗丸は中身に関しては良くも悪くも玉藻似に育って欲しいとか二人がずっと仲良しだと良いとか色々籠ってまふ。



ところで、タイムレンジャーネタ分かる人って何人位いるんだろう(笑)(せめて電王にしてあげてっ!!)

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亭主関白気味に告らせてみる

ぬ~べ~の片思いでお相手玉ちゃんといきましょうか。ふふふ。
玉藻先生にBでLな趣味自体が無かったら楽しいです。

☆★☆玉ちゃん何か奢って~★☆★

場所は夜中のファミレス、お馴染みのライバル同士……ぬ~べ~と玉藻が向き合っておりました。
すました様子でコーヒーを飲む玉藻、そして大盛りの定食にがっつくぬ~べ~……いつもなら割合で言えば減るペースは同じくらいなのですが、今日は玉藻がコーヒーを半分程飲んだ時、ぬ~べ~の定食は九割方無くなっていました。
玉「好きですね、それ。よく頼むから覚えました」
ぬ「ん」
玉「……そんなに、空腹だったのですか?」
あまりの早さに、玉藻は倒すべきライバルと言うよりも、変な生き物を見るような目をぬ~べ~に向けてきます。
しかし、玉藻の読みははずれていました。
ぬ「ん……ああ。まあなっ」
しかし、ぬ~べ~は玉藻の言葉を肯定します。何だか妙に愛想が悪くって、様子が変ですね。しかもさっきからちっとも落ち着かない。
ライバルの様子が変なので、玉藻はコーヒーをもう一口飲みながら首を傾げました。
でも、様子が変なのは仕方が無いのです。
ぬ~べ~の目の前には、愛しのライバルが首を傾げて座っているのです。
そして、ぬ~べ~は一大決心を胸に秘めていたのです。
ぬ「(頑張るんだ俺……!このままじゃ俺の気持ちは一生届かない……!!)」
……実はぬ~べ~、今のところ玉藻にやったラブアタックの殆ど全てを「くだらない」「ナンセンス」「愚かな!」「アディオス」と、スルーされ続けて来たのです。そう、照れや恥じらいの欠片も見受けられない態度で。
その原因を、自分がそう言った意味での好意を持っていることが伝わっていないからだと考えたのでした。
玉藻が全くもってノーマルだって可能性は、無意識に脳味噌から排除しているようです。
実際、そうなんですけどね。
ぬ「(きっとフラれるだろう…だがここは男の見せ所だ…まずはスタート地点に立つ!!)」
そして玉藻が、コーヒーを飲み終える頃、ぬ~べ~はグワッと目を見開いて玉藻を見据えました。
ぬ「玉藻!」
玉「はい」
ぬ「……おっ……俺は……」
玉「デザートでも食べたいんですか?」
ぬ「違う!!」
呆れた、という顔をしていた玉藻は、ぬ~べ~の大声の否定に面食らって目を丸くしました。
玉「?」
ぬ「俺は毎朝、お前の作った味噌汁が食いたいっ!!」
時代錯誤も甚だしい…玉藻先生がパン派だったらどうするのか…というかいくら玉砕覚悟だからっていきなりプロポーズしてどうすると言うのでしょう。
それに対する玉藻の返事は「くだらない」か「ナンセンス」か「愚かな!」か…はたまた「アディオス」か……。
玉「はあ……別に、いいですよ」
ぬ「…………え!?……すまん。も、もう一回」
玉「だから、良いですよと言ったんです。そうですね……明日の朝、うちに来ますか?」
ぬ~べ~は、全く予想だにしない展開に、ついていけていません。
しかし、飛び付かない訳には行きません。
ぬ「き、来ます!来ます来ます絶対来ますっ!!」
脳内で天上の音楽を再生しながら、ぬ~べ~は変な日本語で返事をしました。
ああ、まさか両想いだったなんて!!
喜んだぬ~べ~は、よし、今日は俺の奢りだ!と主張して月末の自分の首を絞めました。
しかし彼の頭は式の日取りで一杯です。
玉「(驚いたな……鵺野先生がそんなに油揚げが好きだとは)」
はい、はしゃぐぬ~べ~を余所に、玉藻はこんなことを考えていました。
何故、味噌汁じゃなくて油揚げかって?
それは、翌朝のぬ~べ~に聞いてみましょう。


ぬ「玉ちゃ~ん、おはよう~vv」
玉「おはようございます。上がってください」
仄かに漂う味噌臭を感じ、昨日のは夢じゃなかったんだ!と、今なら飛べそうな勢いで喜んだぬ~べ~は、足取りも軽く玉藻の部屋に入りました。

玉「どうぞ」
頭の中が未だ式の日取りで一杯のぬ~べ~の目の前に、美味しそうな湯気を立てるご飯と、同じく湯気を上げるこんもり盛り上がった油揚げが置かれました。
ぬ「(……ん゛?)」
そして自分の分をよそった玉藻が着席します。
玉「助かりましたよ、鵺野先生」
ぬ「え?」
玉「ちょうど一人分の食事というものは、作るのに余計に手間がかかりますし……多めに作り置きすると、夜にはヒカヒカして不味かったんですよ」
愛しのライバルは、何やら上機嫌です。
玉「妙な感じではありますが……まあ、こういうのも良いでしょう。『敵に塩を送る』と言う言葉もありますからね」
上杉謙信にでもなったつもりでしょうか。愛しのライバルは前髪をかき上げて悦に入っています。
っていうか、ぬ~べ~、夫どころか敵呼ばわり、どうやらプロポーズ大作戦は失敗だったみたいです。
ぬ「…………」
ラップ巻けよ……。
マリッジブルーにすら浸る間もなくやってきた激しくブルーな現実に、いっそブルーフィルムな展開になってくれれば…と冗談を言う気力も無くして、ぬ~べ~は何処で見つけたのだと問いたくなるような青緑の器に目を音しました。
ぬ「(汁が、見当たらない)」
玉藻の味噌汁は、揚げ8汁2の割合で構成されています。汁なんか殆ど油揚げに吸われています。
ちなみに、作った本人は昨夜ぬ~べ~に向けた疑惑一杯のまなざしは何処へやら、当然のように味噌フレーバーの油揚げを食べています。
玉「ああ、そうだ。私は明日朝が早いのですが、先生はいつも通りでしょう?置いておきますから勝手に入って食べて下さい」
はい、合鍵……かしゃんと音を立てて机に置かれた鍵には可愛い狐のキーホルダー。
可愛い狐が言ってます。
『鵺野先生、貴方は警戒するに値しません。何故なら恋愛対象外ですから』
頼むよ意識してくれよ。そう心で呟くと、可愛い狐が答えます。
『ナンセンス』

ぬ「うん……ありがとう……」
もそもそと揚げを食らうぬ~べ~。
玉「意外ですね。朝は弱いんですか?」
パクパクと、自分の味噌汁を平らげつつある玉藻が、笑います。
よく、こんなに油揚げばっかり食えるよな……愛しのライバルの新たな一面大発見☆
ネオロマンスゲームならばスチル一枚ゲット級のときめきイベントも、今のぬ~べ~のハートに火はつけられません。
むしろ倦怠感は増すばかりです。
だって、多分明日も明後日も……きっとこうですよ?


玉「鵺野先生、美味しいでしょう?」
鵺「う、うん」
何て自信でしょう。
これではもう、嫌われたくない者は首を縦に振るしかありません。
ぬ~べ~が、毎朝一緒っていうことは逢う機会が増えて、口説くチャンスもそれに比例して増えるじゃないか!と前向きになるのには、まだちょっと時間がかかりそうです。

★☆★好きな物って沢山食べたくないですか?☆★☆


こんなすれ違いってか何をどうやったら実るのか!?って勢いの完全一方通行の恋愛って好きだったりします。
玉ちゃんが、たまに別のメニュー作ったら、美味しい美味しいよっ!!!とぬ~べ~が褒めたたえたりしたら、更に変な自信がつくという弊害はありますが、玉ちゃん照れる位はしてくれるかもしれませんね。
あれ、これって進展?

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プロフィール

HN:
クェーサー
年齢:
38
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1986/01/22
職業:
WEB社員&零細絵描き
趣味:
漫画、カラオケ、美術館巡り
自己紹介:
普通に就職しつつ漫画家目指す輩です。
雑誌に載るの目指して投稿してるです。
お前漫画とか絵描けよって依頼ありましたら言ってください。有償だとかなり嬉しいですが、無償でも応相談です→ mushquasar-hpkankei@ヤフー(ヤフーのお決まりの奴)

ちなみにHPの正式名称はMagical★M、PN,HNはクェーサーです。

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