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脳内会議室

クェーサーの日記と妄想の類。 オリジナル以外ではぬ~べ~の妄想が多いよ。BLNLGLどれでもやる上に、CP妄想の場合受攻も組み合わせもいろいろですので、苦手な方はご用心。

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抜け毛の季節

何かもうTOP絵はアレだし、こんなネタやったら何かM★M玉藻先生抜け毛祭の様相を呈してしまいそうですね。
そんな事になってる原因はさっとブラッシングしたらこんな事になるうちの犬のせいなんですけどね。毎日やってこの位毛がとれてても何故か減らないんですよねぇー。あ、白いモノが全部家です。うちの犬は短毛種です。
狐も抜けるみたいですよ。
妄想は同居ネタです。多分状況的にぬ~べ~×玉藻だったらぬ~べ~がどっきどきで寝られないと思うので玉藻×ぬ~べ~で…ってどっちにせよぬ~べ~ドッキドキか。ついか普通に考えてカプ物じゃなくてもドッキドキですね。嫌な汗も出そうです。まあ、御託を並べるのはやめにして、いきますか~。


☆★☆Who Are You?★☆★

ある日の朝、定時に起きた玉藻先生は、隣で眠るぬ~べ~を起こそうと眠い目を擦りながら手を伸ばしました。
以前ぬ~べ~が持ち込んだ目覚ましが鳴ったのに愚昧な人類よりも遙かに優れた聴力を持つ玉藻先生が死ぬほどビックリして飛び起き、音源を消し炭にしたところ加熱された乾電池が破裂、飛散すると言う惨劇が起きたので、玉藻先生が責任を持って起床、ぬ~べ~を起こすというルールが成立していたからです。

もさっ

「む?」

玉藻先生は瞬きしました。

「……」

何だこれは?

寝起きの、ちょっとスローな脳味噌で、自分の置かれた状況を分析してみてもよくわかりません。
だってここには、鵺野先生が寝ていたはず…。

「Zzz…」
「っ!?」

玉藻先生、危うくベッドから落下するところでした。
目の前の大きな金色のもさもさが動いたのです。

昨夜は確かに鵺野先生がいたはずの場所に正体不明の毛が居座って、あまつさえうなって見せたのです!

鵺野先生、まさか、これにやられて…。
と、言うことはこれはそんなに強いのだろうか…。
しかし、鵺野先生の気配はまだある…まさか飲まれたのか!?
うう…でも鵺野先生が恐らく抵抗する間もなく食われるような相手をどうしたら…。
しかも、全く妖気を感じられない、隠しているのなら、これの力は完っ全に私を上回っていると見て間違いない。
しかし…!しかし中に鵺野先生が…!

玉藻先生、正直なところ逃げたいです。
でも、とりあえず、一晩一緒にいても襲ってこなかったらしい相手がそれなりに理性的である事を期待し、すぐさま後方に回避できる体勢でそーっとつつきます。

つん。

「んあ…玉藻?…まだ暗いじゃないか。それにしても何か痒いな」

毛が、何やら鵺野先生の声でもごもご言っています。更に側面から鵺野先生の腕が出てきて腹を掻いています。
つまり、これは鵺野先生です。

「鵺野…先生?」
「ん?…む」

毛の隙間から目を覗かせたぬ~べ~は玉藻の髪をつかみました。

「…この大量の毛は」
「あ。私のですね」

何だ、そうだったのかとホッとした様子の玉藻と対照的にぬ~べ~の眉は金色に輝き垂れ下がる抜け毛集団の隙間から見ても分かるほどにつりあがっています。

「これは何の嫌がらせだ!?俺がココにいるのが嫌だったら言えよ、出て行くから!ていうかこの毛は一体何処から来たんだよ、明らかにお前の毛、減ってないじゃないか!!」
毛…否、ぬ~べ~がガーガー喚きはじめました。
「嫌がらせなどしていません。この毛は…今は生え変わる時期ですから」
「はぁっ!?なんだそりゃ!?」
「ですから、冬は寒いですが、夏は暑いでしょう?夏に備えて冬毛は抜けて、夏毛が生えるものじゃないですか」
「ほう、じゃあお前が昨日から急にすっ裸で寝始めたのは…」
「一昨日、服の内側に毛がたまっていて気持ち悪かったのですよ。決して貴方が喜ぶようなくだらない意味があるわけではないですよ」
「戦々恐々としたっつの…充分くだらんわっ!あ~チクチクする!!」
「はあ、憂鬱ですね。暫くは人間どもの風習に合わせてやらねばならないせいで毛がもぞ…ぶっ!」
ぬ~べ~が盛大に頭突きをしました。一応、家主に遠慮して突っ込まなかったストレスがついに火を噴いた模様です。
「何をするんですか!?痛いでしょう!」
「裸で寝るの禁止!!」
「えぇ…っ!?何ですか急に」
「駄目なもんは駄目だっ!!こんな姿にしやがって…あ~もう遅刻したらどうすんだよ…」
肌の湿り気に張り付いた毛、静電気で張り付いた毛、振り払ったのにふわりと飛んで舞い戻ってくる毛、毛、毛、毛毛毛毛毛毛!!!
「鵺野先生、昼はちゃんと着ますから…」
「全部生え変わるまで絶対、駄目!!!!でなきゃ俺は床か外で寝る!ううぅ痒い~~っ」
「……そんなぁ」
「涙目でこっち見ても駄目だからな」
「…………(ちっ)」


新しくルールの増えた、同居生活でした。玉藻先生が守るかどうかは……愛しだい?


3a5aa912.gif









☆★☆玉藻先生が服着るかわりにぬ~べ~がブラッシングしてあげたら良いなぁ★☆★

絵が一面黄色なのは、毛が舞ってるから(笑)

http://www.fri.go.jp/spfire/RE1PAGE.HTMLこの、特殊火災研究グループのサイトで、乾電池ではなくリチウムイオン二次電池ですが、電池を燃やしたり気化したナトリウムに火をつけたりするムービーが拝めますよ。
…まあ設備的に真似は難しいと思いますが、決して自宅で電池焼きしないよーに。

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玉藻先生のお嫁さん計画(ぬ玉)

玉藻受けで考えてみた。ぬ~べ~×玉藻です。

…まあ、やってる事はいつものと大して変わらずで、玉藻のお嫁さん願望が強いってだけです(笑)どうせエロないし。
四百歳妖怪、将来の夢、お嫁さん(爆)
誰のかは、言わずもがな。
鵺玉だけど同居で多分開始理由はこの前書いたんと似たような感じ(^_^;)

☆★☆わーい先生がうちに来た~♪★☆★



玉藻先生大喜びです。
だってこれから暫く鵺野先生と一緒に住むんですから。

と言うわけで昨夜は鵺野先生の寝顔をニコニコ見つめて幸せに浸っていたら気付けは三時、慌てて寝るも、はしゃぎ過ぎて五時に目が覚めてしまいました。

玉「少し早いが…始めるか」

玉藻先生、朝御飯を作ってあげるつもりなのです。

玉「ふふ、鵺野先生、貴方の好きな食品は、調査済みですよ」

くかーっ、と寝息を立てるぬ~べ~に囁いて、部屋の明かりをつけぬまま微笑みを浮かべた玉藻はキッチンへ。
夜目はきくので暗いままでも大丈夫です。

玉「えーと…確かお湯が必要なのだったな」
ヤカンを手に、どうやら初挑戦のメニューに挑むようです。
それから暫くすると良い感じに臭いが漂い始めました。成功したようです。
さすがは四百年の時を生きた妖狐さまです。
時計を見るとまだちょっと早い時間。

玉「あっけないな。もうやる事がなくなるとは」
腕捲りしてヤル気満々だった割に作業が簡単だった為、玉藻は肩をすくめて溜め息をつきました。
でも、熱々じゃあ鵺野先生が舌に火傷をしてしまうかもしれないと思うと、やはり早起きした甲斐はあったかもしれない。
ポジティブな方向に考えがまとまると、冷えすぎない様にできた料理の周りに狐火をともしてそっと、未だ寝ているぬ~べ~の元に戻ります。火、放置です。さすが四百年の時を生きた妖狐さまはやる事が違います。

玉「…触ってみても良いだろうか」
他人の寝台で開放感たっぷりに眠りこける想い人を暫く見つめてからポツリ呟いた玉藻は、相手の頬にそーっと人指し指を伸ばす。

鵺「ぐがー……っん…」
玉「!(バレたか!?)」
鵺「うまそうら臭い…」
玉「えっ…あ、あ、鵺野先生っ!?そっそんな、私はまだ心の準備が…!!!」
急に手をガッと掴まれて、玉藻先生大混乱です。
鵺「玉藻?何騒いでるんだ?お前らしくもない」
玉「う……あ、いや…」
鵺「?」
玉「……ι朝御飯!朝御飯食べませんか!?作ったのです」
妖狐の怪力発揮です。掴んだ手を掴み返されて、力一杯引っ張り起こされたぬ~べ~、少し早かろうが起きるより他ありません。
鵺「いでっ!~~っ脱臼したらどうすんだよ~(涙)」
玉「どうって、治しますよ」
鵺「…………他の奴にはやるなよ。俺は頑丈な方なんだからな」
外科医の技能を身に付けている上に自己再生やヒーリングの出来る妖怪を相手に聞いた自分が馬鹿だった、とぬ~べ~は肩を落とした。
玉藻先生が勘違いしたのは言うまでもありません。
心の中では『早速独占欲を発揮されてしまったv』なんて思っています。
玉「…はい、鵺野先生にしかしません♪」
鵺「……何で嬉しそうなんだよ…っていうか俺にもするなよ!」
玉「私が料理をしたら嫌ですか?」
鵺「いや!そっちは歓迎だ!!それにしてもお前が料理できるなんてなぁ…何作ってくれたんだ!?」
玉「失礼な。せっかく早起きして、先生が好きな物を作ってさしあげたのに…」
鵺「え?(何だろう…給食に出ていた物か?)」
玉「毎日の様に食べる位好きなのでしょう?カップ麺」
鵺「…………」
得意満面の玉藻と、テンションがずーんと寝起き水準まで下降したぬ~べ~。
切なさ一杯のすれちがいである。
鵺「まあ…お前も男だもんな…。男の独り暮らしなんざそんなもんだよな」
何やら急にシンパシーを覚えたらしいぬ~べ~が玉藻の頭をぽむぽむ撫でる。
玉「はぁ…(何を言っているのだろう)」
鵺「まあ、ラーメン好きだから良いけどな~♪」
うへへっ、何味かな~?と足取りも軽いぬ~べ~を追い越しながら玉藻先生はエプロンを外し、キッチンの電気をつけます。

鵺「(火の玉!?)」
玉「さ、どうぞ。冷めないようにしてあったんですよ」
両手でカップ麺を差し出す玉藻の顔に悪意の色は欠片もなく、赤ん坊に負けない位に無邪気で嬉しそうである。
鵺「(保温!?)た、玉ちゃん?」
玉「はい?」
鵺「……なっ何か眠そうだよな」
玉「あ……ιはは、さっきつまづいたの、見られてしまいましたか」
照れくさそうに髪をいじった玉藻の、左手の上で少し傾いたカップ麺容器の紙蓋の下から薄いクリーム色のスライムが覗いた。
鵺「……何、時から、頑張って…くれ、たのかなっ?」
受け取った容器からは液体の気配がしません。
玉「少し失敗を警戒しすぎた様で…五時から…」
今、六時過ぎ。


まさに外道!!!!


白眼を剥いたぬ~べ~の脳に雷光が閃き、顔が単行本の紙みたいな色になりました。

さっきのスライムは湯を吸い尽した乾燥麺だった様です。

鵺「あ゛、あ゛、あ゛……」
玉「♪」
テーブル前にへたりこんだぬ~べ~の向かいに座った玉藻はとても幸せそうです。
玉「鵺野先生、あの…こういうのって何だか……あ、いえ、何でも無いです」
こういうのって何だか新婚さんみたいですねvと言おうとしてやっぱり恥ずかしくなってうつ向いてしまった玉藻先生の前ではぬ~べ~が『こういうのって何だかイジメみたいですよね』と思ってうなだれていました。

玉藻先生、一人で盛り上がりすぎです。


☆★☆でもこの状態のラーメン、うちの教授は好きらしいヨ★☆★


はい、まさに外道ネタがやりたかったんです。あの、赤ん坊がニッカーっと笑った画像の下に『まさに外道』って書いてて、吹き出しに『ペヤング食うだろ?お湯入れといてやったよ。一時間前にな』的な事が書いてあるあれです。
鵺野先生が好きなのがインスタント焼きそばならモロにペヤングで出来たんですけどね。

よし、そろそろサーチに登録する勇気を振り絞っていいかな。
…またキリ番寸前に更新しまくりかよって感じですが、今日はもう電車での往復や待ち時間が増えた分を何とかして利益に変換せんとバリバリ落書きするわ妄想文打つわだったのですよ。車内で漫画の下書までやる勢いでしたから(爆)

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車と玉藻とぬ~べ~と

結構前にれーなさんとこで、またしても喋っておりまして…性懲りもなくやらかすクェーサーです。
カプネタな感じに、運転ド下手なぬ~べ~、車持ってる玉藻…
☆★☆ぬ~べ~が玉藻に運転教えてもらうとしたら…★☆★

鵺『玉藻…俺の運転は酷いぞ?シートベルトしないと危ないと思うんだが…』(ぶつける前から既に申し訳なさそう)
玉『お言葉ですが鵺野先生、そんなものをしてしまったら危ない時に逃げられないじゃないですか』
鵺『……』(ぬ~べ~、ムカつきのあまり玉藻のシートベルトを無理矢理しめる、更に白衣観音の力を借りて取れないように封じる)
玉『えι……先生、一蓮托生なんて恐ろしい事は言いませんよね?』
鵺『共に死線をくぐりぬけた仲じゃないか』
玉『……降りたいなっ』(いちかばちかのブリッコ作戦)
鵺『可愛く言ってみても知らん』
玉『え゛…可愛く見えたのですか?』(思わず素)
鵺『作り笑顔の可愛いお前が怪我をしたら俺は辛いなぁ~。ほら、シートベルトしてないと危ないぞ?』(ニッコリ)
玉『……それも一理ありますね(チッ、さっさと封印を解く事に集中するのが無難か)』(観念したフリ)


☆★☆なんて展開が頭を駆け抜けました、珍しくぬ~べ~が静かに怒ったです★☆★

テーマソングはDriver's Highですか、鵺野先生?最高のフィナーレでイェイイェイした後は来世でまた会おうですか?
クェ、あの歌の『ぶっ飛ば~して心中~しよう、さぁ手を伸ばし~て』っての大好きです。あんな明るく楽しい心中の歌は他に知りません。まあ他の所も大好きですから好きポイントあげていったら大変な事になりますがね。うん『大気圏を突破しようぜ』とか『爆発して灰になってもこのままだと笑ってるねきっと』とか英語部分も丸……ええわぁ。

え?どこら辺がカプネタかって?んなもんぬ~べ~が恋人じゃない状態で玉藻が『いちかばちかのブリッコ作戦』なんかしますか?
いや、しないっ!!!!
はいはい。そーですね。クェーサーさん。

はい、いつまでも常時瀕死ドライブじゃあ玉藻が可哀想なので、運転手を玉藻に変えましょう。季節は初夏です何と無く。
はい、玉藻×ぬ~べ~です…とクェが受攻確定してる時点でろくなもんじゃない気がしますがいきませう。

☆★☆今度は普通にラブラブかーい?(聞くな)★☆★


ドライブブンブン

玉たんルンルンぬ~べもルンル~ン♪

とりとめのない事を話したりしながらお車デートです。

山道か何かで不意に車を端に寄せ、運転ストップする玉藻。
鵺『?』
玉『運転に疲れました』
鵺『じゃあ外で遊んできたらどうだ?』
ぬ~べ~の言葉に返事をせずに、玉藻はごそごそ後部座席に移動してます。
玉『疲れましたって言っているでしょう?』
台詞とともに、後ろからぬ~べ~の方にのびる手。
絵にはひらがなで『先生大好き~』とありますが、……言ったんですかね。
鵺『はいはい』
車の振動と、頭上でなったゴチンと言う音に小さく笑いをこぼしながらぬ~べ~、窓の外を見る。
ガードレールの向こうは青々と茂る樹木に覆われた急斜面になっている。
鵺『……』
玉『……』
気配から察するに、玉藻もぬ~べ~の視線を追ってガードレールの向こうを見ているようです。つか抱きついたままで暑くないんすかね。
玉『ふふ、邪魔っけが何も無いですよ』
鵺『建物の事か?』
玉『はい』
ぬ~べ~は暗に『二人きり』という事か、と聞いていたのですが……玉藻からすれば周りに動物が潜んでいる時点で二人きりじゃありません。でも二人きりになりにくくても森だ山だという環境だとちょっと御機嫌です。
鵺『……首締めんな』
実はちょっとラブラブしたかったぬ~べ~は、期待が外れて微妙にむすっとしてます。
鵺『(むっ!今度は眉毛かっ)』
玉藻、ぬ~べ~がシートベルトで固定されているのを良いことにぬ~べ~で遊んでいます。空気読めって感じですね。
玉『鵺野先生、遊びましょう』
玉藻先生はぬ~べ~にカリカリ怒ったりジタバタ抵抗して欲しかったみたいです。
鵺『ふん、疲れてるんじゃなかったのか?』
ぬ~べ~がヘソを曲げています。
玉『元気になりました』
鵺『……』
玉『外、綺麗ですよ?』
鵺『一人で行けば良いだろ?』
これには玉たんもちょっとムッと来ました。
玉『では勝負は如何です?……そうですねえ、どうも覇気の無い鵺野先生がやる気を出せるように条件をつけてみましょうか』
鵺『……(聞くものかっ)』
しかし気になるぬ~べ~。玉藻先生、間の取り方が絶妙です。
玉『負けた方が今夜女役』
一応空気は読んでいたのでしょうか。
鵺『鬼の手使っても良いか?』
立場逆転の好機。ぬ~べ~が、俄然やる気です(笑)
玉『良いですよ。するんですね?勝負。男に二言はありませんよね?』
鵺『おう。何だか俺も元気になってきた』
玉『ふふふ、愚かな!勝負の内容も聞かずに応じるとは……』
鵺『えっ!?ちょっ……ちょっと待った!勝負って言ったらやっぱり……』
鬼の手をグーにして見せるぬ~べ~。
玉『運動会みたいに、徒競争ですv』
鵺『……ふっ!学生時代、陸上ぬ~ちゃんと呼ばれた俺を舐めるなよ?』
さっすがぬ~べ~、水泳、スキー、スケート、体操のみならず陸上まで出来たようです。一体どんな学生時代を過ごしたというのでしょうね(笑)
玉『そうですか。では負けないように私も頑張りましょうかね』
車から降りた二人。玉藻はガードレールに近付きます。それについていくぬ~べ~。
玉『ゴールはあの大きな木です』
鵺『どれ?』
玉『あれです』
鵺『指で差してもわからん』
木なんて、慣れてなければ全部一緒に見えます。
玉『じゃあ、ピンクのやつです』
鵺『……分かったι』
恐らく幻視の術でしょう。いきなり一本の木が妙ちきりんになりました。風による仄かな揺れを利用した様です。
玉『それではこの石が地面に落ちたら行きますよ!』
鵺『おう!』
俺が蛇行する道路を走るとふんでいるな…悪いが玉藻、今夜はそれはもうこってりと楽しませてもらうぞ!
ぬ~べ~はほくそえんだ。
子供を抱えてビルからビルへ跳びうつる様な相手に対してこの自信、何やら策があるらしい。

カチン。石がアスファルトに当たり、はねる。

鵺『うおおっ伸びろ!鬼の手ーーーーっ!!』
玉『フッ…やると思っていましたよ』
鵺『何っ!?』
玉『徒競争のゴールは、トルソー、つまり胴体が到着した瞬間だ』
鵺『……え゛』
玉『鵺野先生、貴方は勝てない勝負を受けてしまったのですよ。では、ゴールで会いましょう』
鵺『玉ちゃんっ、俺やっぱり疲れが……』
勝者の笑みを浮かべて生い茂る樹々の中に消えた玉藻に、伸びた左手でピンクの木を掴んだぬ~べ~が上擦った声で叫ぶ。
鵺『ううぅ~っ…負けてたまるかぁーっ!!!!!!鬼の手よ、猛スピードで縮めっ!』
暫く樹海を見つめたぬ~べ~は雄叫びを上げて緑の波に飛込んだ。

ベキバキチクッスパッワサワサワサワサッチュンチュンメキメキぎぃやぁぁぁぁぁぁぁあっ!
決死の作戦の結末は、ありとあらゆる破壊音と全身打撲と擦り傷切傷苦い敗北。


…それから世にも珍しい玉藻の裏返った叫び声。
玉『ナッ…ゴホッなっ…な何やってるんですか鵺野先生っ!!?』

☆★☆愚行ですが何か?★☆★


その夜は、リアルお医者さんごっこで終わって玉ちゃん大不満&疲労。
翌朝ぬ~べ~は戦いの痕を一つも残さず元気に学校に行ったそうな。



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プロフィール

HN:
クェーサー
年齢:
38
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1986/01/22
職業:
WEB社員&零細絵描き
趣味:
漫画、カラオケ、美術館巡り
自己紹介:
普通に就職しつつ漫画家目指す輩です。
雑誌に載るの目指して投稿してるです。
お前漫画とか絵描けよって依頼ありましたら言ってください。有償だとかなり嬉しいですが、無償でも応相談です→ mushquasar-hpkankei@ヤフー(ヤフーのお決まりの奴)

ちなみにHPの正式名称はMagical★M、PN,HNはクェーサーです。

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