玉藻受けで考えてみた。ぬ~べ~×玉藻です。
…まあ、やってる事はいつものと大して変わらずで、玉藻のお嫁さん願望が強いってだけです(笑)どうせエロないし。
四百歳妖怪、将来の夢、お嫁さん(爆)
誰のかは、言わずもがな。
鵺玉だけど同居で多分開始理由はこの前書いたんと似たような感じ(^_^;)
☆★☆わーい先生がうちに来た~♪★☆★
玉藻先生大喜びです。
だってこれから暫く鵺野先生と一緒に住むんですから。
と言うわけで昨夜は鵺野先生の寝顔をニコニコ見つめて幸せに浸っていたら気付けは三時、慌てて寝るも、はしゃぎ過ぎて五時に目が覚めてしまいました。
玉「少し早いが…始めるか」
玉藻先生、朝御飯を作ってあげるつもりなのです。
玉「ふふ、鵺野先生、貴方の好きな食品は、調査済みですよ」
くかーっ、と寝息を立てるぬ~べ~に囁いて、部屋の明かりをつけぬまま微笑みを浮かべた玉藻はキッチンへ。
夜目はきくので暗いままでも大丈夫です。
玉「えーと…確かお湯が必要なのだったな」
ヤカンを手に、どうやら初挑戦のメニューに挑むようです。
それから暫くすると良い感じに臭いが漂い始めました。成功したようです。
さすがは四百年の時を生きた妖狐さまです。
時計を見るとまだちょっと早い時間。
玉「あっけないな。もうやる事がなくなるとは」
腕捲りしてヤル気満々だった割に作業が簡単だった為、玉藻は肩をすくめて溜め息をつきました。
でも、熱々じゃあ鵺野先生が舌に火傷をしてしまうかもしれないと思うと、やはり早起きした甲斐はあったかもしれない。
ポジティブな方向に考えがまとまると、冷えすぎない様にできた料理の周りに狐火をともしてそっと、未だ寝ているぬ~べ~の元に戻ります。火、放置です。さすが四百年の時を生きた妖狐さまはやる事が違います。
玉「…触ってみても良いだろうか」
他人の寝台で開放感たっぷりに眠りこける想い人を暫く見つめてからポツリ呟いた玉藻は、相手の頬にそーっと人指し指を伸ばす。
鵺「ぐがー……っん…」
玉「!(バレたか!?)」
鵺「うまそうら臭い…」
玉「えっ…あ、あ、鵺野先生っ!?そっそんな、私はまだ心の準備が…!!!」
急に手をガッと掴まれて、玉藻先生大混乱です。
鵺「玉藻?何騒いでるんだ?お前らしくもない」
玉「う……あ、いや…」
鵺「?」
玉「……ι朝御飯!朝御飯食べませんか!?作ったのです」
妖狐の怪力発揮です。掴んだ手を掴み返されて、力一杯引っ張り起こされたぬ~べ~、少し早かろうが起きるより他ありません。
鵺「いでっ!~~っ脱臼したらどうすんだよ~(涙)」
玉「どうって、治しますよ」
鵺「…………他の奴にはやるなよ。俺は頑丈な方なんだからな」
外科医の技能を身に付けている上に自己再生やヒーリングの出来る妖怪を相手に聞いた自分が馬鹿だった、とぬ~べ~は肩を落とした。
玉藻先生が勘違いしたのは言うまでもありません。
心の中では『早速独占欲を発揮されてしまったv』なんて思っています。
玉「…はい、鵺野先生にしかしません♪」
鵺「……何で嬉しそうなんだよ…っていうか俺にもするなよ!」
玉「私が料理をしたら嫌ですか?」
鵺「いや!そっちは歓迎だ!!それにしてもお前が料理できるなんてなぁ…何作ってくれたんだ!?」
玉「失礼な。せっかく早起きして、先生が好きな物を作ってさしあげたのに…」
鵺「え?(何だろう…給食に出ていた物か?)」
玉「毎日の様に食べる位好きなのでしょう?カップ麺」
鵺「…………」
得意満面の玉藻と、テンションがずーんと寝起き水準まで下降したぬ~べ~。
切なさ一杯のすれちがいである。
鵺「まあ…お前も男だもんな…。男の独り暮らしなんざそんなもんだよな」
何やら急にシンパシーを覚えたらしいぬ~べ~が玉藻の頭をぽむぽむ撫でる。
玉「はぁ…(何を言っているのだろう)」
鵺「まあ、ラーメン好きだから良いけどな~♪」
うへへっ、何味かな~?と足取りも軽いぬ~べ~を追い越しながら玉藻先生はエプロンを外し、キッチンの電気をつけます。
鵺「(火の玉!?)」
玉「さ、どうぞ。冷めないようにしてあったんですよ」
両手でカップ麺を差し出す玉藻の顔に悪意の色は欠片もなく、赤ん坊に負けない位に無邪気で嬉しそうである。
鵺「(保温!?)た、玉ちゃん?」
玉「はい?」
鵺「……なっ何か眠そうだよな」
玉「あ……ιはは、さっきつまづいたの、見られてしまいましたか」
照れくさそうに髪をいじった玉藻の、左手の上で少し傾いたカップ麺容器の紙蓋の下から薄いクリーム色のスライムが覗いた。
鵺「……何、時から、頑張って…くれ、たのかなっ?」
受け取った容器からは液体の気配がしません。
玉「少し失敗を警戒しすぎた様で…五時から…」
今、六時過ぎ。
まさに外道!!!!
白眼を剥いたぬ~べ~の脳に雷光が閃き、顔が単行本の紙みたいな色になりました。
さっきのスライムは湯を吸い尽した乾燥麺だった様です。
鵺「あ゛、あ゛、あ゛……」
玉「♪」
テーブル前にへたりこんだぬ~べ~の向かいに座った玉藻はとても幸せそうです。
玉「鵺野先生、あの…こういうのって何だか……あ、いえ、何でも無いです」
こういうのって何だか新婚さんみたいですねvと言おうとしてやっぱり恥ずかしくなってうつ向いてしまった玉藻先生の前ではぬ~べ~が『こういうのって何だかイジメみたいですよね』と思ってうなだれていました。
玉藻先生、一人で盛り上がりすぎです。
☆★☆でもこの状態のラーメン、うちの教授は好きらしいヨ★☆★
はい、まさに外道ネタがやりたかったんです。あの、赤ん坊がニッカーっと笑った画像の下に『まさに外道』って書いてて、吹き出しに『ペヤング食うだろ?お湯入れといてやったよ。一時間前にな』的な事が書いてあるあれです。
鵺野先生が好きなのがインスタント焼きそばならモロにペヤングで出来たんですけどね。
よし、そろそろサーチに登録する勇気を振り絞っていいかな。
…またキリ番寸前に更新しまくりかよって感じですが、今日はもう電車での往復や待ち時間が増えた分を何とかして利益に変換せんとバリバリ落書きするわ妄想文打つわだったのですよ。車内で漫画の下書までやる勢いでしたから(爆)
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