バトン六日目:ムニエル
クェ「時々刺さります」
ムニ「…何がだ?(イライライライラ)全く、近頃の人間は相手に伝わるように話すことすら出来ないのか」
クェ「毛ですが何か?」
ムニ「…ケ?穢れのことか?」
クェ「ヘアーです。ヘアー。足が痛いなと思ったら、抜け落ちたと思われる自分の毛が刺さってて微妙な気分になっただけです」
ムニ「な…なんと言う剛毛……」
クェ「ムニの前髪も刺さりそうじゃないですか。まあいいや。日曜はつい昼まで布団の中にいて、起床しても結局1日だらーぐたーと床に張り付いて生活してただけで夜に祭行かなかったら本当に毛が刺さった話だけで終わろうかと思ったのですが祭の話をしようと思います」
ムニ「嘘つきが…怪談サイトやら映画も見ていたくせに」
クェ「いやぁ本当そのせいで月曜日である今全力で困ってますよ。しかし何かこの心臓から空気でも抜けていく様な感覚は一体なんなのか…。まあそれは置いといて祭っすよ祭」
ムニ「他人が楽しかった話など聞いても楽しくない」
クェ「夜に家族でちょろっと行っただけなんですけどねー」
ムニ「無視か!?」
クェ「クェの好きな飴屋さんとか、味は最悪なんですがリクエストすると頑張ってそれ作ってくれる飴細工屋さんとか来てました。美味しいみたらし団子のとこは補導タイム直前の夜中じゃ売り切れてましたねー」
ムニ「(イライライライライライラ)」
クェ「ムニさん貧乏揺すりしないで下さいよもう。まあ店の羅列されても地元民以外は面白くないでしょうね。と、いう訳でたこ焼き屋に並ぶ父を待ってる間に交流できた犬連れの方ってか犬の話を…」
ムニ「そんなことには興味がわかない」
クェ「じゃあかいつまんで。ダックスフンドってにゅるにゅるして鰻みたいじゃないですか~。赤茶のはまさにそんなんなんですが、ミルクティーみたいな色の子って優雅な感じがしますよねー。あの子は鳴かない暴れないでいましたし」
ムニ「だから何だ!?」
クェ「で~、うちの犬って人見知りってかビビりで犬見ると基本襲うんですよ。ところが今回はうんともすんとも言わなかった。もしかして去勢/避妊されてたのかなーとか思ったりして。しかし実際はどうなんでしょうね~?」
ムニ「犬共のことなど知るか!」
クェ「またまた~地獄の走狗の癖に~。で、その飼い主さんは知らない人だったのですが、知ってる子が屋台の中で働く方として参加してましたよ。まあ前々からなんですがもうすっかり板についてました」
ムニ「上手いこと言ったつもりか…(わなわな)確か年下だったのだろう?立派だな。お前と違って」
クェ「クェは…クェだってまだニートじゃないもんっ!!もう話変えましょう。同い年の子を一人発見しましてね。」
ムニ「だから何だ?」
クェ「『これウチの子ぉ』とか言ってごつい男性を指すから一体全体どんな複雑な婚姻関係を結んだのかと驚きました」
ムニ「どうせ、思い違いか何かだろう?」
クェ「おっムニたん頭いーい☆正解です。何か育児中かつ二人目も腹にいるとか。確か前は起業したみたいなことを言っていたのでそのバイタリティーに感服です。クェなんか車の免許さえ取ってないとかいうねっ!」
ムニ「立派だな。お前と違って」
クェ「ピキャーッ!!こんにゃろ上手いこと言ったつもりか!ムニムニするぞムニムニ!!」
ムニ「はっ、霊感の一つもない人間が!……八に裂いてやる!」
クェ「あっこれは都合の良いところにミカエルさんじゃあありませんか!助けてけすた~」
ムニ「!!!!!!?(逃亡)」
クェ「……嘘なんだけどなぁ」
クェーサー、命拾いして終了。
今度の同窓会、皆がどんななってるか楽しみです。
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