犬。特に子犬。
…いや、生き物としては大っ好きなんですが…描くのは大の苦手です。
これでも昔に比べたら大分マシになって、ユンゲラーとか玉藻先生の妖狐版もなんとか描けるくらいにはなったのですが…(いやまて、両方とも狐ベースだ)
昨日、部誌用にマンガのネームやってまして…犬が出てくるんですよ。
それもクェが最も苦手とする正面顔で。
ネームおよびプロットの端のメモを描きを見た沢さんは絶望的な顔で『動物の描き方の本貸したろか?』と来ました。
骨格を意識して描くと良いそうです。ふふふ。
チワワに、コーギー、ボクサーとかヨークシャテリアって結構描きやすい方なんですが…今回はどうしても柴系の雑種の…平々凡々な感じの犬じゃなきゃならないのです。とことんまでデフォルメしちゃったら結構描けるけどもそうでないのって大変。
主人公を油断させ、読んでる側には裏切りを期待させるのには、元からどこか怪しげな猫や狐では駄目で、物語性を感じさせる血統書つきさ☆って感じの洋犬も駄目。
汚らしすぎず、親しみやすく、冷ややかなホラー世界からの離脱を予感させる、泥臭いが暖かな日常の臭いを醸し出す犬じゃなきゃならないのです。
何か無条件に『安全だ』って印象を覚える奴…間抜け面の柴の子犬、ベス太郎…。
首と肩の境界がハッキリしないもったりしたシルエット…。
ぐふぃ。
好きなのに描けないって切ないですね。
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