今日はでなくＰＬの花火の日ですが、うちの担当の准教授が極地に高飛びしたので、早くも研究室はやりたい放題状態でした。
不意に先輩の一人が『パン作る！』と言い出して皆を巻き込んで実験設備でパン制…あ、いや、小麦粉と塩とバターと『酵母』(←このへんが菌！ってことで)等々の混合物(笑)の滅菌実験をしました。
対象区として酵母の代わりにベーキングパウダーを使った物も作りました。
こっちはスコーン的。
酵母のはまさにパン！
二次発酵はインキュベーターを使ったものの、一次発酵なんか汚い廊下に放り出しただけで、まともなオーブン無いから乾熱滅菌機を今までにない高温設定で使って焼いたのにちゃんとしたパンができたので皆して驚きました。
ちなみに乾熱使えば良いってのは、ウィルスがテーマの子達を担当する教授(料理好きぽい)の案です。
いやあ酵母は素晴らしい！
ピシウムなんか代わりに入れたとしてもきっと生臭いだけで膨らみもしないに違いないですよ。
あ、でも株によったら多少は有用な脂肪酸作るか。
彼らの役立たずじゃない面を見つけてあげるのがうちの仕事の一つなんですけどね～。やっぱ既に使われてる連中は凄い訳ですよ。
酵母菌入れて発酵終わった生地のふかふかっぷりときたら生でも美味しそうでしたから！
写真の中のお魚パンは、中に刻んでも溶かしてもいないチョコがトラップ的に入っている以外は可愛いと好評でした(笑)
そしてもう一つ形が良い感じと誉められたのは何かウネウネしたやつ……本当はとある昆虫の幼虫にしたかったとかいう…ね！
こんなにほどけるとわかっていたらもっと細かく巻いてスピロヘータパンにしたのにっ…！
このパン達が焼けていく匂いは廊下中に広がって、匂いにさそわれた学生が集まってきました。
…消費期限切れの、しかも何故か冷凍されていたわらび餅とか入れたのもあったけど、その後皆さん大丈夫だったのかな(笑)
ちなみに、このパンが載ったトレーは普段土の滅菌に使われている物にアルミホイルを巻いてキッチンペーパーを敷いただけのものだったりする(爆)
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